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お知らせ の記事一覧

【お知らせ】舘野太朗「村芝居の現在・過去・未来」(民俗芸能学会第165回研究例会 )

2017年06月07日

 地芝居ポータルスタッフの舘野太朗が村芝居について研究発表します。

 世界遺産に認定された山車の中には子ども歌舞伎を上演する地域も含まれており、今春は長浜の子ども歌舞伎を筆頭に大変な賑わいを見せたようです。そうした流れの中にある地芝居は民俗芸能研究という視点から今どのように映るのでしょうか。舘野はこれまでのかぶき芝居の研究を通して村芝居について論じます。大変面白い場になるかと思いますので東京近郊の方、地芝居・村芝居に関心のある方はぜひご参加ください。

 地芝居・村芝居・かぶき芝居という用語のちがいは舘野の論に準拠しています。詳しくは下記の例会要旨をお読み下さい。

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民俗芸能学会
第165回研究例会
舘野太朗「村芝居の現在・過去・未来」
コメンテーター:中村規・神田竜浩
司会:神田より子
参加費:200円(会員でない方も参加できます)
日時:平成29年7月1日(土)午後2時~4時50分
場所:早稲田大学演劇博物館レクチャールーム

要旨
 今回の発表では、神奈川県の事例を中心に、村芝居の現況、担い手や上演の変化、将来への見通しと課題についてお話ししたい。
 村芝居とは、祭礼等の機会に村落で上演されるかぶき芝居である。そのうち、村落の住民がみずから演じるものを地芝居、外部の劇団や近隣の住民を招聘して上演するものを買芝居と呼ぶ。村芝居を請け負う劇団は太平洋戦争後に姿を消し、現在では村芝居と地芝居がほぼ同義となっている。現在、地芝居を上演する団体は全国に200件ほどあるが、江戸時代から連綿と上演が続いている団体は希で、多くの団体が中断と復活を経験している。
 神奈川県では、1800年頃には既に地芝居が上演されていた。明治以降は買芝居が優勢となり、神楽師の流れをくむかぶき専門の劇団が1970年頃まで活動した。その後、県下の村芝居は、海老名市大谷地区の地芝居を残して行われなくなるが、1990年代以降、各地で地芝居の復活がなされ、現在は、海老名市の大谷歌舞伎、相模原市緑区の藤野歌舞伎、綾瀬市の目久尻歌舞伎、横浜市泉区のいずみ歌舞伎、座間市の入谷歌舞伎の五団体が活動している。大谷歌舞伎を除く四団体では祭礼の場を離れて、公共ホールで公演が行われている。また、義太夫狂言の上演に不可欠な竹本は全団体で外部から演奏家を招聘している。
 現在の村芝居は民俗藝能の範疇で議論されうるものなのだろうか。浅野久枝は「創り上げられる「山の芸」―長浜曳山祭・奉納子供歌舞伎にみる町衆の心意気」(『民俗芸能研究』61、2016)において、「地元以外の指導者を招聘する地芝居すべてが民俗芸能かどうかは言及しないが、少なくとも長浜曳山祭で上演される子供歌舞伎は、「山の芸」という民俗に裏打ちされた芸能である」としている。守屋毅「地狂言の終焉」(角田一郎編『農村舞台の総合的研究』、桜楓社、1971年)を参照しながら、私見を述べたいと思う。

舘野太朗(いずみ歌舞伎保存会会員・大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター研究員)1985年生まれ。1998年、泉公会堂『白浪五人男』の日本駄右衛門で初舞台。2009年、筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業。2012年、筑波大学大学院人文社会科学研究科国際地域研究専攻修了。修士(国際学)。現在の研究テーマは、傍流のかぶき芝居(村芝居、学生歌舞伎、小芝居、市川少女歌舞伎など)、日本におけるモダン・パジェントの受容と展開。

民俗芸能学会165回

謹賀新年2017

2017年01月01日

新年明けましておめでとうございます。
地芝居ポータルも5年が過ぎました。
続けることができたのも多くの人たちが関わってくれたからこそ。
一人ではここまで継続できなかっただろうと思います。

お気付きの方もいるかと思いますが、
5年を機会に昨年12月にサイトリニューアルしました。
よりいっそうアクセスしやすく、見やすくしていくのが目的です。
遅まきながらタブレット端末にも対応しました。
まだまだ不十分ですが順次更新していきます。

全国の地芝居を眺めると徐々に世代交代が起きているように感じています。
世代交代で起きる出来事の是非は私たちには問えないと思っていますが、
どんな未来になろうとも変わらず地芝居の風景を伝えていきたいと願っています。

本年も何卒よろしくお願いいたします。

西塩子の回り舞台公演情報と10月地芝居スケジュール

2016年11月07日

3年に1度の西塩子の回り舞台公演(茨城県常陸大宮市)が今月に迫ってきました!

一番の目玉はなんといっても舞台です。何もない場所に地元の人たちの手によって0から組み立てられた素晴らしい舞台が現れます。1ヵ月ほどかけて天井の骨組みとなる竹をわざわざ切り出すところから始まるこの組立舞台は、一生に一度と言わず何度も観たくなるほど素晴らしい舞台です。

私たち地芝居ポータルスタッフも前回の組み立て時期にお邪魔して、いろいろとお話を聞かせていただきました。懐かしい思い出です。いやさ、懐かしいというくらいなら今年もこの目でしっかりとお目にかけたいですね。

西塩子の回り舞台は3年に1度しかない公演ですから、この機会にぜひお出かけくださいませ。
また10月は1年で1番地芝居公演が多い月です。全国のいたるところで元気に地芝居が行われています。お近くの地芝居公演へぜひぜひ遊びに行ってくだされば幸いです。
10月地芝居公演スケジュールはこちら>>

本日はこれにて!
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日本最古の組立式農村歌舞伎舞台
「西塩子の回り舞台」第6回定期公演(舞台復活20周年)
10/15(土)10:30~(雨天翌日順延)
大宮公民館塩田分館グラウンド(茨城県常陸大宮市北塩子2163)
入場無料
お問い合わせ:西塩子の回り舞台保存会事務局
email : sp454pa9@image.ocn.ne.jp(担当:岡崎強)
tel 090-7811-5122(会長:大貫孝夫)
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【スタッフ出演情報】いずみ歌舞伎公演10/15~16

2016年11月01日

地芝居ポータルの中の人(たちの)が出演するいずみ歌舞伎の案内です!
たちのは駕籠かき(三人吉三)と三人侍と駕籠かき(忠臣蔵)の三役です。
前売り券は泉区内の公共施設で発売中です。
区外の方は、各問い合わせ先までご連絡ください。
当日券も若干出る予定です。

第21回いずみ歌舞伎公演
日時
平成28年10月15日(土)・16日(日) 開演13時開場12時30分
場所
泉公会堂(相鉄いずみ中央駅下車徒歩7分)
入場料
1,300円(前売券発売中)
演目
「三人吉三巴白浪」大川端庚申塚の場(子ども歌舞伎)
「仮名手本忠臣蔵 七段目」祇園一力茶屋の場

問い合わせ
045-800-2392(地域振興課地域活動支援係)
090-4391-7506(保存会代表)

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